普通のフォカッチャは大きめでも上手く焼けるが、これはひっくり返す時中の具がでないように小さめにしてみた。焦げやすいので、焼いている間に別のことをしない方がよい。こまめにひっくり返し、中から湯気が吹き出してくれば出来上がりだ。すごい火力のため、焼いている時顔が焼けるのではないかとおもう程だ。「ママ、顔が真っ赤だよ」と息子の目が点になっていた。焼きたてを食べると表面がパリッとして中はアツアツのフカフカだった。他に溶けるチーズを入れて焼いたパンツェロッタと合わせて、あっという間に平らげてしまう。最後に、湯煎で溶かしておいたチョコレートを焼いたフォカッチャ(これは何も入れないで焼く)に挟んで食べれば、野菜、チーズ、デザートまでできて満足。フランスには前菜からデザートまですべてクレープで食べる食事の仕方もあっていいなあと思っていたが、イタリア料理では炭火焼フォカッチャでいろいろできる。
小麦粉料理ほど家庭で作るのと市販されているものとの差がでる料理もなかなかないのではないだろうか。もちろん餃子やうどんでも。ピザやフォカッチャは給料日前の余裕がない時にも、安価でおいしくて、小麦粉が膨らんでいい気分になれるのがグー。
今日子
おまけ:この間のコリエーレ デッラ セーラ(イタリアの主要日刊紙)に面白い記事があったのでひとつ。「最近イタリア国内の美術館は閑古鳥がないて事態は深刻だ。お客が入らないのは多分に、長い列が原因だろう」だって。閑古鳥がないているのに長い列とは一体・・・。
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