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Kyoko's Diary
 
エビとイカのパスタ
2006年4月8日(土) 

殻付きの場合
殻付きの場合
今日は久しぶりに魚を買いに行った。最近はこの辺りでも魚屋さんが増えてきて、近海でとれる冷凍マグロ(あまりおいしくなかった・・・)やカツオなどを見かけるようになった。今日の目的はエビとモンゴウイカでパスタを作ることだ。

ペスカトーレ(漁師風)用にムール貝、アサリ、イカなどを合わせて売っているのだが、どうも貝類は海辺で食べた方がよい気がして、エビとイカを購入する。

ペスカトーレにもいろいろあるのだが、私はトマトソースがドバッとかかっているより、少量のトマトを使い、魚貝の旨味を活かすパスタが好きだ。ロッソでもビアンカでもなく、オレンジ色といったところか。今日は家に白ワインがなかったので、味付けにはワインビネガーを使うことにした。猟師風の肉料理でも、白ワインを入れると料理本に書いてあることが多いが、生活が豊かでなかった昔はワインビネガーを使っていた。こちらの方がビシッと迫力のある味になって私は好きなのだ。

潰したニンニク4カケをフライパンに入れ、オリーブオイル半カップを入れて中火で炒める。そこに刻んだ冬トマト(これは以前に説明した、保存用に日陰干しにしたトマト。ミニトマトで代用)を6個、皮を剥いて荒く刻んで入れる。トマトがジワジワとオイルになじんで溶けてきたら、そこに一口大に切ったイカ、殻のついたまま水でサッと洗っただけのエビを200gずつ入れる。強火にし、ワインビネガーを3分の1カップ入れ、5分程蓋をして中火で煮る。塩は入れなくても十分魚貝の旨味がでているので、パスタを茹でる時にだけ入れる。

エビは正直言って、殻を剥きながら食べるのがものすごく面倒くさい。手はベタベタになるし、パスタを食べてはまた殻をむくのに中断し、という具合だ。アサリのスパゲッティなどの比ではない。しかし、最初に殻を取ってから炒めると、ちっともよいダシ(この言葉、日本人にはピンとくるなあ)がでないため、殻は取らない方がよい。なんとかしたいと思い、出来上がってから殻をとってみたが、エビがあまりに熱く、殻の尖ったところが指に刺さり、パスタの茹で時間が迫ってくるため、えらい苦労をした。しかし、おいしさを中断しないためにもがんばった。それと、うちは子供が小さいのでペペロンチーノを入れないし、イタリアンパセリを刻んで入れるといちいち全部除き始めるためこれも入れていないが、入れた方がずっとよい。

エビとイカのハッとするほど強烈な旨味がリングイネによく絡んで、大満足の夕食だった。

今日子


   

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