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Kyoko's Diary
 
プラムのジャム
2005年7月9日(土) 

プラムジャム
プラムジャム
朝ご近所から電話があり、プラム(西洋スモモ)の木に実がたくさんなっているから採りにおいでと誘われた。プラムにはいろいろな種類がある。今回のこのプラムは大きなサクランボくらいの大きさで、とても甘酸っぱい。この辺りではモモや洋梨を育てるにはなにかしら手入れが必要で面倒と言われているが、プラムは気候が合うせいか何もしなくてもたくさんできる。

はしごに登って1時間程バケツ一杯のプラムを採りまくった。収穫はなんでも興奮する。たくさん採ったのに、上の方にたくさんなっているのを残しておくのが惜しい。しかし後のことを考えて、一応これで終わりにする。
オリーブの実もそうだけれど、このプラムも種をとるのがえらく大変である。家に帰ってからバケツ一杯のプラムを水で洗い、種を抜いていく。一人でのんびりやったら2時間以上かかる。途中で別の用を済ませてまた取りかかり、いつまでたっても終わらないと後悔しはじめる。こんなにたくさん採らなければよかった、と。

この種を抜いたプラムは、ジャムやパイを作ったりする。今日はジャムを作り、残りは砂糖漬けにして明日にでもパイを作ることにした。ジャムは、しばらく砂糖漬けにしたプラムの水分を出し、その水分は半分捨ててしまう。そして大鍋に強火で1時間、ひたすら煮る。アクがでるけれど、それもとらないで私の腕の長さ程ある長い木べらで時々かき混ぜなが煮ていく。まるで給食の調理風景のようだ。この大鍋はもう一回り小さいのを買おうとしてなかったので、仕方なく買ったものだ。こんなに大きい鍋、滅多に使わないだろうと思っていたのに、今ではなくてはならない物になっている。煮ること30分、あれだけ水分を捨てたのに、あとからあとからたくさん水分がでてくる。

ジャムが調度良いゆるさになったら火をとめる。赤紫のとてもきれいなジャムができた。これを瓶に詰めて煮沸消毒したらおしまいだ。酸味の多いジャムはたくさん作って保存し、一年中食卓にならぶ。冬の果物が少ない時期にこのジャムを使ってクロスタータを作ったり、チーズの付け合わせに食べてもとてもおいしいのだ。もちろん朝食にも欠かせない。去年のジャムが終わって朝食はハチミツだけだったので、これからまたバリエーションができてうれしい。

明日はプラムのパイをご紹介するつもり。

今日子


   

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