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Kyoko's Diary
 
空豆とグリーンピースの煮物
2005年4月21日(木) 

生のグリーンピースと空豆
生のグリーンピースと空豆
まだ天気が悪く肌寒い日が続くが、野菜は季節ものが出始めた。この時期はなんといってもアスパラ、アーティチョーク、空豆、グリーンピースの4野菜が目玉だ。イタリアのグリーンピースはとにかく甘くて香りがよい。そして空豆も日本の空豆より若く小さいうちに食べるので、生で食べてもおいしい。日本のようにりっぱに大きくなってしまったら中身のやわらかい部分だけ食べ、普通に食べる黄緑色の部分は捨てたりする。それをいつももったいないなあと眺める。

生で食べるのもおいしいが、料理もする。彩りのための空豆ではなく、たっぷり食べる料理で代表的なのは、グリーンピースと空豆の煮物だ。だいたい2種類ともさやがついていたら1キロずつはないとほんの少ししかできない。

深鍋にタマネギのみじん切りを、オリーブオイルと一緒に弱火でじっくり炒める。次に乾燥の香草(バジリコやオレガノなど)を入れ、グリーンピースと空豆を生のまま入れる。塩をしたら弱火で蓋をし、じっくり1時間以上煮る。最初から弱火で煮ると野菜からじわじわと水分がでるので、その水分で煮ることが大切だ。時々焦げ付かないように混ぜ、水分が足りないようなら少量の水を加える。空豆とグリーンピースが指ですぐつぶれるくらい柔らかくなれば出来上がりだ。ベーコンや生ハムの切れ端を入れる人もいるが、私は野菜だけの味を楽しみたいので入れないで作る。最後にイタリアンパセリを刻んでいれてもさっぱりさわやかでおいしい。

両方の豆がお互いに協力し、グリーンピースの甘みと空豆のほろ苦さがたっぷり味わえる。これをお皿に山盛り、パンを二切れ、チーズを一切れで今日のお昼はできあがり。

私の料理は"蓋をして弱火でじっくり煮る"というのが多く、煮ている間は2階でパソコンに向かって仕事をする。ウンブリア日記を書いたり、シルヴィオの原稿の翻訳をしたり、ずっと家にいるからできる料理とも言えるが、失敗も多い。仕事をしているうちに鍋のことをすっかり忘れてしまい、何度料理を焦がしたことかしれない。気がつくと煙が2階までモクモクとあがっていて、しまったー!!!と階段を駆け下りる。そして下で新聞を読むシルヴィオになんで気がつかなかったの!?とプリプリする(かわいそうなシルヴィオ)。でも煙は上に上がっていく性質があるのでわからなくても仕方がないのだっけ、と後で後悔する。

今日子


   

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