オリーブオイル屋 ブオーノイタリア
HOMESITEMAPお問い合わせ
ウンブリア便り 森の書斎から ショッピング くちこみレシピ 店舗案内
ウンブリア便り 〜 Kyoko's Diary
HOME > ウンブリア便り > アスパラのパスタ
Kyoko's Diary
 
アスパラのパスタ
2005年4月17日(日) 

手うちパスタ
手うちパスタ
ここ2、3日は雨で寒い。もう今年はおしまいかと思っていた暖炉と薪ストーブをつけることにする。そろそろ野生のアスパラガスがたくさんでる頃だろうが、天気も悪いので、近場で庭に植えたアスパラガスを採りに行く。アスパラが生えているのを見つけると「おおっ」とうれしくなる。雨が冷たくてアスパラを採り終わった手が氷のように冷たくなり、まるで冬のようだ。

全部で15本採れたアスパラ、今日は手打ちパスタで食べることにする。手打ちパスタは卵を使ったパスタで、むずかしく考えることもなくあっさりできる。うどんと違い、手打ちだからすばらしいというものではないので普段は乾燥パスタをよく食べるが、アスパラと卵はよく合うのでこの時期にはかならず作るのだ。

小麦粉と卵の割合は100gにつき全卵1個で考える。小麦粉は気温や湿度、収穫してすぐと時間が経ったもので水分の割合が違うので、その都度手で微妙な様子をみることも大切だ。うどんを作ったことがある方なら知っているだろうが、強力粉と水だと弾力があって足で踏んだり、生地を伸ばす時にとんでもなく大変な思いをする。それがこのパスタはそこまで弾力もなく水分も多いので、伸びやすくて楽なのだ。

たいてい急いでいるので生地を休ませるのも15分かそこらで、前々から準備をしなくてもよい。これをめん棒で伸ばしていき、2ミリくらいの厚さになったら打ち粉をふって生地をめん棒に巻き付ける。そしてその生地を包丁で端から端まで切る。次にめん棒から外して重なったままの生地を二つに折り、包丁で3ミリくらいの幅に切っていく。あまり神経質になりすぎず、少しくらい幅が違っていても気にしなくてよい。太い所と細い所でソースの絡み具合が異なり、アスパラのソースによく絡んで機械で作るよりずっとおいしいのだ。

アスパラは、生のまま一口大に切ってニンニク、オリーブオイル、塩だけの味付けにし、蓋をしてゆっくり弱火で炒めるだけだ。野菜の味を直接楽しむことができる。アスパラがアルデンテではパスタに絡まないので、柔らかくとろけるくらいまで火を通すことが大切だ。パスタを熱湯で茹で、沸騰して30秒から40秒くらいしたらザルにあげてアスパラと和える。和える時にパルメザンチーズとオリーブオイルを少々回し入れる。採りたてのアスパラは香りと甘みが特別で、卵入りのパスタもこんなに簡単にできるのかと思う程おいしい。

さて、5月24日から1ヶ月間日本行きが決まりました。リクエストにお答えしてまた料理教室を開く予定です。このアスパラの手打ちパスタはその時のメニューにぜひ入れたいと思っています。料理教室の日程など、詳しいことが決まり次第HPに載せますので、ぜひ参加してください。楽しみにしております。

今日子


   

PAGE TOP
HOMEウンブリア便り森の書斎からショッピング店舗案内SITEMAPお問い合わせ
Copyright (C) 2004 Buon'Italia Co., Ltd. All Rights Reserved.