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Kyoko's Diary
 
オレンジを使ったトルタ
2005年3月21日(月) 

オレンジのトルタ
オレンジのトルタ
今日は夕飯にペッペさん家族を招待した。ペッペさんはうちの近くに大きな別荘を持ち、週末ローマからやってくるのだ。イタリアで多くのワイン年鑑をだしているソムリエ”ルカ・マローニ”とワインの仕事をしている、食べるの大好き家族である。娘夫婦も一緒で、5歳と2歳の子供がうちの息子と退屈しないで遊ぶので、子供がいる家族との夕食は本当に助かる。

さて、何を作ろうかと冷蔵庫を開けると、中は卵だらけだ。パスクワ(復活祭)も近いこの頃、ニワトリが大量に卵を産むので農家の人は毎日のように「卵いる?」と現れる。生みたての地鶏の卵ではことわるのももったいないし、ついありがとうと受け取っていると、いつの間にか40個にもなっている。

先日シチリアから届いたオレンジもあるので、これを使ってトルタを焼こうと決めた。いつもはタルト生地にオレンジだけというシンプルなのが好きだけど、今日はお客さんなので中に卵たっぷりのカスタードクリームを加えることにする。

オレンジは薄く輪切りにして砂糖をたくさん加え、20分くらい煮る。煮ると苦みがでるので砂糖は味をみて多めに入れる。

タルト生地はラードをたっぷり使い、小麦粉と砂糖、卵、牛乳を手でボロボロになるまでなじませて丸くまとめる。今日はオレンジを使うので、生地にレモンとオレンジの皮をすり降ろして入れて柑橘系の香りをうまくだす。30分くらい休ませたらめん棒で伸ばしてタルト型に入れ、180度のオーブンで焼き色がつくまで焼く。

カスタードクリームは卵黄と砂糖をもったりするまで泡立て器で混ぜ、沸騰直前の牛乳を入れてこし器でこす。それを鍋で焦げないように混ぜながら固まるまで弱火にかける。できたらバットに移して冷ます。オレンジとの組み合せでは、カスタードクリームの卵の匂がやや気になるのでここにレモン汁半個、しっかり泡立てた生クリームを茶碗一杯くらい合わせておく。

生地が焼けて冷めたらカスタードクリームを中にしき、煮ておいたオレンジを敷き詰めていく。見た目もとてもきれいで、クリームと酸味のあるオレンジがピッタリのトルタができた。

前菜に自家製の生ハムとオイル漬けサルシッチャ、オリーブのペースト、パスタはオーブンでカリフラワーとベシャメル、モッツァレッラチーズとパルミジャーノを入れたグラタン、牛ひき肉を小さいミートボールにして揚げた、つまめるセコンドで決めてみた。

ペッペさん家族は仕事柄ワインをよく飲むため、つまみ系が好きだという私の予感はあたり、手作りの前菜をとても喜んでくれた。

最後のトルタもとてもおいしくて楽しい夕食になってホッと一息だった。

今日子


   

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