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ウンブリア便り 〜 Kyoko's Diary
Kyoko's Diary
 
搾油所
2004年12月4日(土) 

今年のオリーブオイル
今年のオリーブオイル
搾油所に行って来た。もちろん、今年のブオーノイタリアのオリーブオイルを注文、確認するためだ。この時期の搾油所は修羅場と化していて、主のマッシモさんは連日の徹夜で形相が変わっている。搾油所に入った途端、オリーブオイルの強烈な香りが顔にぶちあたる。なんていい匂いなのだろう。

マッシモさんの話では、今年のオリーブオイルは抜群においしいという。

毎年今年のオイルはおいしいと言っているが、実際においしいのもあるし、農作物なので毎年味が変わるので仕方がない。今年の特徴は、夏場雨が降らなかったが、猛暑ではなかったので味にコクがあり、あまり辛すぎず、香りが高くてそれでいて重くない、と言うことだそうだ。

オリーブオイルを選ぶ時、搾油所というのは大変重要なのだ。この辺りにもたくさんの搾油所があるが、同じ地域のオリーブでも、搾った時に搾油所によってまったく味が変わる。どうやってオリーブを育てたかやどこの地域のかも大事だが、どんなにうまくオリーブを育てても搾油所のせいでおいしくなくなってしまうということもあるのだ。もっと言うと、搾油所で使う機械のメーカーによっても変わってくる。

コールドプレス方式(30度の温度で搾る方式。オリーブを熱すると、あたりまえだが油なので搾り方も早くなるが、熱されたオイルは酸化して味は落ちてしまう。コールドプレス方式など方式を書かないで、熱しているところも多いので気をつけなければならない)で搾られたマッシモさんのところのオリーブオイルは、この辺りでも一番評判の搾油所である。

さて、家にもって帰ってオリーブオイルをパンにつけて味見してみる。オイルの味がよくわかるよう、塩もニンニクもつけないでそのまま食べると、これはすばらしい!! 本当に、今年のオイルはかなり濃厚で、口に入れた時に動物性脂肪とまったく違った脂肪分がパアッと広がる。飲み込んでからすぐに少しの心地よい辛みが残る。ちょうどお昼時だったので、自慢のブロッコリーのスパゲッティを手早く作り、このオリーブオイルをたっぷりかけて食べる。

そのおいしいことと言ったら、あっという間に一皿半平らげてしまった。このパスタは来週の料理教室で教えるので、興味のある方はぜひいらして下さい(もちろん、店より先に新もののオリーブオイルを届けるので、これを使って作ります)。

*2週間の日本滞在により、ウンブリア日記はお休みします。次回は20日以降にお楽しみに。

今日子


   

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