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Kyoko's Diary
 
オーブンで焼く七面鳥
2004年11月7日(日) 

今日はローマから親戚がやってきた。たくさん食べる人達なので、腕をふるった。七面鳥のモモ肉を一本(ニワトリ一羽くらいの大きさ)焼くことにした。以前に書いたレシピは炭火焼のだが、今度はオーブン焼きである。

オーブンで焼く場合重要なことは、炭火と違い余分な脂が下に落ちないでお皿にたまってしまうので、臭みを十分にとらなければならない。二つよい方法がある。一つは香草をたくさん使うこと。ローズマリーとレモンの皮をみじん切りにしてオリーブオイル2カップ分にたっぷりあわせる。ニンニク一かけも半分に切ってつけておく(これもみじん切りにしてもよいが、あまりにニンニク臭くなり、他の香草の香りが消えてしまうので、おすすめでない)。

これを、塩を多めにふって約1時間置いたもも肉にまんべんなくまぶす。肉には4、5カ所包丁で穴をあけ、穴ごとにニンニク半かけ、ローズマリーの枝をさしこむ。

もう一つ良い方法は、ジャガイモを使うことだ。大きめのジャガイモ10個を一口大に切り、別のオーブン皿に入れてローブマリーと塩、オリーブオイルをまぶしておく。肉と一緒の皿で焼くと、ジャガイモを混ぜにくい、くっつく、焼き加減がバラバラになってしまいむずかしい。

もも肉とジャガイモを180度のオーブンで2段にして一緒に焼き始める。途中で肉汁と一緒に脂がたくさん出るので、それをジャガイモにかけて混ぜる。こうすることで、余分な脂はジャガイモが焼けるのを助ける。この脂とおいしい肉汁で、ジャガイモは普通にオーブンで焼くより数倍おいしくなる(ジャガイモは時々混ぜないとカラカラに乾いておいしくない)。

オーブンで2時間180度、あとの1時間を140度でじっくり焼くことも大切だ。こうしてできた七面鳥のモモ肉は、肉が柔らかくて骨から滑り落ちそうなくらいだ。皮がこんがり香ばしく焼けて、みんな大感激だった。

ジャガイモも周りがカリッとして中が柔らかく、金色に焼けている。肉と一緒に頬張ると最高においしい。

オーブンで焼く場合、下ごしらえをきちんとすることと焼いているときの少しの気配りでだんぜん違ったものができるのだ。七面鳥の他に、ニワトリの丸焼きとジャガイモのローストも同じ方法で作ったらおいしい。

今日子


   

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