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Kyoko's Diary
 
大量ポルチーニ
2004年11月5日(金) 

11月になったというのにずいぶんと暖かい日がつづいている。普段なら暖炉に火をつけて暖まっている時期なのに、1ヶ月程前に一度つけただけだ。

そのせいかどうか、3日程前から突然ポルチーニ茸が大量にでてきた(またキノコの話で申し訳ない)。車のトランクにいっぱいのポルチーニを採ってきたおばさんの誇らしげな顔といったらない。大きさも私の顔ぐらいのものまである。

ポルチーニ茸は普通4種類くらいあり、色が黒いのが最もおいしいといわれている。そのおばさんの話では、山の中はローマから来た人達でいっぱいだったそうだ。皆タダでポルチーニが採れると、はるばるローマから来たらしい。ローマの人にどういう種類を採ったら良いか訊ねられて、地元の人は誇らしげだ。

北イタリアの方では一人3キロまでと決まっているそうだが、ここではどれだけ採ってもだれも何も言わない。地主がお金をとることも、もちろんない。

今日は近所のおばさんの夕飯に、ポルチーニ茸をたくさんごちそうになった。ポルチーニ茸のパスタ。作り方は、キノコを一口大に切ってニンニクとオリーブオイルたっぷりと塩でさっと炒めて手作りフェットゥチーネと和えるだけ。好みでパルメザンチーズをかける人もいるが、かけない方がキノコの風味がより味わえる。

そしてポルチーニ茸のグリル。寒くないけど暖炉に火をつけ、炭火でじわじわとキノコを焼く。焼きあがったら、4つくらいに切って塩、オリーブオイル、香草(タイムやイタリアンパセリなど)で和えて食べる。これが強烈なインパクトだ。味が濃いのでパスタやリゾットにして食べると中和されるが、そのまま食べると口の中にバチバチと踊るような感じなのだ。炭火で焼いているので煙の匂いも混じってさらにおいしくなる。

ポルチーニ茸のサラダもあり、こちらは生のキノコを切って、レタスや薄く切ったパルメザンチーズとオリーブオイル、ワインビネガー、塩で和えて食べる。生だとヌメりがなく、シャクシャクと新鮮な歯ごたえがおいしい。

これだけポルチーニを食べたらもうしばらくはほしくなくなる程だ。しかしお土産にまた大きなポルチーニ茸を3本いただいた。リゾットにでもしようか、レシピが頭の中を駆け巡る。

今日子


   

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