あさっては夫の誕生日だ。週末を使って親しい友人と誕生日パーティをすることにした。イタリアでは誕生日は普通本人が食事をごちそうする。自宅で食事をすることが多いが、レストランへ行っても費用は誕生日の人がだすことになっている。
作ったのは、干しぶどうの酵母で焼いたパン、ビーフシチュー、ブドウのケーキ、サラダなど。ビーフシチューのことは前に書いたので、ブドウのケーキについて書くことにする。
ブドウが旬なので、巨峰を使ってケーキを作る。1キロのブドウの種をとる。リンゴの皮を剥いて適当に切る。それらをオレンジの皮半個と一緒に150グラムの砂糖で30分ほど煮る。できたらミキサーにかけてなめらかにしておく(水が多い場合は水を捨てた方がよい)。
バター150グラムと砂糖200グラムを白くもったりするまで混ぜる。そこに卵黄2個と牛乳200グラムを入れてよく混ぜ、ふるった小麦粉とベーキングパウダーを5グラムをさっくり混ぜ合わせる。あとの半分のオレンジの皮をおろしたものも入れる。次に卵白を固めに泡立てたものを入れ、泡がつぶれないよう、ゴムベラで切るように混ぜる。
これを、バターを塗って小麦粉、パン粉をふった27センチのスポンジケーキ用の型に半分いれ、先に作っておいたブドウのソースを入れる。残った生地も上からかけて170度のオーブンで約1時間焼く。
飾りに砂糖をまぶしたブドウとブドウの葉っぱを上に飾るととてもきれいだ。
ブドウとリンゴのソースはオレンジの香りとよくあっていて、楽しい気分になる。よくブドウをお菓子作りに使えないかと思ったものだが、このケーキはすごくうまくいってよかった。子供の頃ブドウジュースを作ろうとして大失敗したのを思い出してしまった。
今日子 |