またトマトを使ったパスタを一つ。これはとても簡単で、例によってシンプルな料理ほど材料がおいしくないといけない。
トマトとモッツァレッラチーズを使ったパスタで、ショートパスタ、ファルファッレ(蝶型のパスタ)との組み合せが私は好きだ。このパスタは夏はどこの家庭でもよく食べるものだ。
ボールに大きめの生のトマトで、皮を剥いたものを角切りにして入れる(2、3個)。モッツァレッラチーズもトマトと同じ量を同じく角切りにしてボールに入れる。生のバジリコ、乾燥のオレガノ、塩、ニンニク2かけ、オリーブオイル半カップをお好みで入れて合わせておく。
茹で上がったパスタを用意しておいたボールに入れてあえるだけで出来上がり。熱くもなく、冷たくもないのがよい。パスタの熱でほんの少しモッツァレッラチーズが溶け、トマトの甘くて香り高い汁にチーズの牛乳の汁が混じり、これがパスタによく絡んで本当においしい。アクセントのバジリコは、トマトの甘みを余計に強くするようだ。
夏になるとモッツァレッラチーズと生トマトの組み合せは日本のそうめんのようによく食べられる。これがちょっとお腹をいっぱいにしたい時、急のお客さんが来たときなど、パッパと作れるのでパスタをあわせる。抜群においしくて誰でも喜んで食べる、便利なレシピなのだ。
今日子 |