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Kyoko's Diary
 
アックアコッタ
2004年8月25日(水) 

アックアコッタは、トスカーナ地方の料理である。もともとはマレンマ(トスカーナの南の田舎)のもので、貧しい炭焼き人が食べていたスープだ。バリエーションは数えきれない程あるが、もとはセロリとタマネギとトマトがベースのスープで、シンプルだがおいしい料理だ。

タマネギとセロリを角切りにしてじっくり弱火で炒め、皮を剥いたトマトを入れたら沸騰したお湯を入れる。炭焼き人の家(木の枝でつくった貧しい家)にはいつも炭があってお湯を沸かしていたのでお湯には事欠かなかったそうだ。そして塩を入れて2時間程煮たら、固くなったパンをトーストしてスープ皿に入れ、出来上がったスープをかけて食べる。その日の仕事がうまくいけば卵をスープに入れて食べたそうだ。

このスープはトスカーナのレストランではほとんど作っているだろうか。ソーセージを焼いて入れたり、ほうれん草やニンジンなどを入れてそれぞれの味をだしているが、やはりオーソドックスなものがうまくできればそれが一番おいしいと思う。レストランではセコンドを食べるのに、パスタを選ばないで軽めのアックアコッタを食べるようにする人も多い。

スープはパスタに比べてインパクトが薄いが、家庭では重要な位置を占める。家庭によって好みのスープを健康的に食べるものなのだ。

今日子


   

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