ズッキーニは何の手入れもいらない、夏中どんどん育つ楽な野菜だ。しかし畑で自分で作るようになってから、普通店で売っているキュウリよりちょっと太いくらいの大きさ以外のも食べるようになった。
最初見た時驚いたのだが、いつも見ている大きさのズッキーニは2、3日たつとヘチマのように大きくなっている。もっと大きくなると皮が硬くなって中の種も大きくなっている。
こんなに大きいのはもう食べてもおいしくないのかと思っていたら、そうでもないことがわかった。
大きくなったズッキーニはちょうど瓜や冬瓜のような感じだ。気がつかないうちに大きくなっていることもよくあるので、そういうときは一口大かもっと大きめに切ってジャガイモと一緒に炒め煮にする。オレガノなどの香草も一緒に入れ、ニンニクとオリーブオイルで1時間程蓋をして煮る。水分が少なければ水も少しいれる。
するとスープまではいかないが、柔らかい野菜の煮物のようなものができる。サッパリしていて優しい味で、食欲のないときやお腹の調子の悪い時にもよい。
他にはズッキーニを縦半分に切って大きくなった種を除き、ターキー(または鶏肉)のひき肉と生のバジリコなどの香草、卵を混ぜ、種を除いた溝に詰めてオーブンで焼いてもおいしい。ズッキーニはオーブンで焼くと香ばしくて柔らかくなるので、白身のひき肉との相性もばっちりだ。
ズッキーニの料理は定番のパスタやリゾット、子牛のひき肉の肉詰め以外にも様々なレシピがあり、本当にすばらしい野菜だとつくづく感謝する。
今日子 |