ここのところやっと何日か晴れの日が続き畑の土が乾いてきたので、土を耕しトマトやナスなどの夏野菜の苗を植えることができた。
今まで小さな鉢に入っていた苗は根が伸びて鉢の下の穴からでてしまい、あきらかに苦しんでいる様子だった。一まわり大きめの鉢を用意して、トマトの苗30本、ナスとピーマンの苗各6本づつ、レタスの苗20本すべて入れ替えて今までどうにか保たせていた。こんなことはめずらしいとまわりの農家の人々は言っていた。
家の前の大きな畑は大家さんのもので、毎年小麦を植えている。小麦は11月に種をまき、冬の寒い時にきれいな黄緑色の芽をだす。寒いグレーの景色に栄えてとてもきれいだ。その後どんどん緑が濃くなっていき、4月には穂がでてきて緑と銀色が混じったようなすばらしい色になる。その穂が風でサワサワと揺れると遠くまで波のように続いていく。
そして夏にはゴッホの絵のように濃い黄色が一面に広がり、夏の景色を楽しめる。
去年は土が疲れていたせいか大家さんの小麦はあまりうまくできなかったので、今年はひまわりを植えるそうだ。ひまわりは土の栄養が偏った時に植えると土の状態をリセットしてくれるそうだ。
というわけで家のまわりは今年はひまわり畑でいっぱいになるそうだ。しかしひまわりが太陽の方に花を向けるので、私の家からは朝から晩まで花の後ろ姿しか見えないというちょっと残念な状態になる。
今日子 |