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ウンブリア便り 〜 Kyoko's Diary
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Kyoko's Diary
 
洋梨のタルト
2004年5月19日(水) 

近頃洋梨があまりおいしくない。私の住んでいる所も、ローマの市場でも、私がイタリアに来た8年前、シエナやローマで食べていた洋梨と何か違う。

山の方でとてもおいしいのを食べたと言う人もいるが、普通に市場やスーパーで売っているのはどれもまったく熟していない。

どこかの雑誌では、買ってから1週間程待ってから食べるようにと書いてあるが、つい食べたいので熟していない木のように固い梨の皮をむいてしまいあとで後悔する。

そこであまりおいしくない洋梨をワインと砂糖でやわらかく煮込み、タルトを作ることにした。洋梨のタルトはいろいろあるけれど、家にあった材料で適当に作ってみた。

下に使う生地は、強力粉、ラード、砂糖、水をザックリ混ぜてラップに包み30分休ませる。水は入れすぎると生地がベッタリするので、少なめに。

洋梨はくし切りにしたものをワイン(赤でも白でも)と砂糖(量は好みで)で20分程煮込む。

アーモンドの粉(売っているものでも、自分でミキサーにかけてもどちらでもよい)と卵黄2個、ハチミツ大さじ1杯、砂糖をよく混ぜる。残りの卵白は砂糖を入れて泡立ててメレンゲを作る。そして作っておいたアーモンドの粉とサックリ混ぜる。

用意しておいた生地を麺棒で1センチ程度の厚さにのばし、タルト用の型にくっつかないようラードをのばしたものの上に敷き、アーモンドの粉を流し入れる。その上に洋梨を敷き詰め、180から200度のオーブンで40分ほど焼く。

洋梨がワインの香りがして甘く、やわらかい。そこにアーモンドの粉と卵でしっとり香ばしくなった中身と、ラードでサックリと焼けたタルトは最高においしい。

このタルトは洋梨の他にリンゴ(お菓子用の固いもの)を代用にしてもよい。リンゴはバターで炒め、砂糖をまぶしたあと、ワインの代わりにコニャックをかける。リンゴとコニャックはやはり相性が抜群だ。あとはアーモンドの粉もラードと小麦粉の生地も同じように作ってオーブンで焼く。

どちらも洋梨やリンゴをたっぷり使うのがおすすめだ。後味すっきりのシンプルなタルトは、いろいろな果物を使って試してみると楽しい。

今日子


   

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