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ウンブリア便り 〜 Kyoko's Diary
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Kyoko's Diary
 
子牛のパンチェッタ
2004年5月4日(火) 

豚や子牛を農家から買うようになって、普段買わないような知らない部位も料理することになった(すべての部位を均一に他の家族と分ける)。

それで料理の幅も増えたのだが、昨日は子牛のパンチェッタ(腹の肉、豚と違い脂身がほとんどない)を使うことにした。これは約1センチの厚さで30X20センチの大きな肉のかたまりだ。この近辺ではよく同じ大きさの卵焼き(甘くないもの)を肉とかさねてぐるぐる巻き、それをオーブンで焼いて食べる。

しかし卵焼きが肉汁の水分を吸い込んで、なんだかスポンジを食べているような感じがし、私も夫もあまり好きではない。

ということで、私なりにちょっと違う物を考えてみた。卵焼きの代わりに、パンを牛乳にひたしたもの2枚、生ソーセージ・サルシッチャの中身、バジリコ、オレガノ、タイムなど、生の香草(ある物でよい)を刻んだ物、オリーブオイル大さじ2杯を手でよく混ぜる。塩はサルシッチャにたくさん入っているので入れない方がよい。

これを塩をふった平べったい肉に敷きつめ、肉を太巻きのようにロールして凧糸でしばる(焼豚のような感じ)。ジャガイモを一口大に切ってオーブン皿にたくさん敷き詰め、オリーブオイルと塩をふる。肉を中央において200度のオーブンで約45分焼く。

パンはハンバーグのつなぎだけではなく、いろいろな料理に使う。鶏肉の丸焼きをする場合も、腹の中にパンに牛乳をひたした物に内蔵を細かく刻んでいれて焼いたりする。するとパン粉においしい肉汁が全部吸いとられて、すばらしくおいしい詰め物ができる。

このパンチェッタも、案の定、牛肉のおいしい肉汁がたっぷりパンに吸いとられ、豚のサルシッチャが中から旨味をどんどんだし、淡白な牛肉がすごくおいしい料理になった。バジリコがたくさん入っているのでいい香りもする。

そしてジャガイモにもまた肉の旨味が全部吸いとられて、これまたおいしいジャガイモのローストに変身していた。う〜ん、これはいいアイデアだ。今度お客さんが来た時のおもてなしにバッチリだ。

今日子


   

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