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Kyoko's Diary
 
復活祭のおわり
2004年4月13日(火) 

今日で2日間の復活祭のお祝いが終わった。私の家では最近の私の気に入っている料理をつくった。前の日に採って来た野生のアスパラガスと手打ちパスタ、例の1月に農家で半頭買った豚の、1キロ半もある肩肉のブロックを炭で焼いたもの、サラダだった。

やはり大きな固まりの肉を3、4時間炭火でグルグルまわしながらじっくり焼くと、中のおいしい肉汁が外にでないでぎゅっと詰まったままで、飛び上がる程おいしかった。長時間焼くと焼け過ぎでおいしくなくなるかと思ったら大間違いで、外は香ばしくばりっとして、中は柔らかくて素晴らしい出来だった。

ローマに住んでいる親戚は、田舎ならではの料理に大喜びでホッとした。

パスクワで一番困ることは、この卵形チョコレートだ。もともとは固ゆで卵に色を塗った物を庭に隠して子供たちに探させて、見つけたら食べるという習わしだった。それが今ではすっかり金儲け主義に変わって、チョコレートの卵の中を割ると安物のおもちゃがでてくるという仕掛けだ。

子供たちはそれが大好きで、近所中の子供がこのチョコレートをプレゼントしまくる。うちでも6、7個か買わなければならない羽目になり、それプラスお返しに自分の息子にも6、7個届くことになる。こんなにたくさんチョコレートがあっても困るし、あまりおいしいチョコレートではないので誰も食べなくて去年の分まで残っていたりする。

何よりも、大量に割れたチョコレートと、あとに残った1m四方の包装用の紙の山に埋もれてうんざりしてしまう。チョコレートってもっと貴重で大事なものではなかったかと心の中で思う。こんなにガシャガシャ色とりどりの紙が捨ててありなんという資源の無駄。しかしうちの息子のためにと喜々として買ってくれる近所の子供の親に、うちはいらないから、というのはとても勇気がいる。子供も僕だけなんでもらえないの?ということになる。こういうところが商売のずるさというか、強制的に買わなければならないようにしむけられている気がしてならない。さて来年はどうしたものか・・・。

今日子


   

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