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ウンブリア便り 〜 Kyoko's Diary
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Kyoko's Diary
 
コーティケ
2004年3月30日(火) 

1月に豚を買った際に、コーティケという、豚の皮を冷凍しておいた。この皮は脂身をとって使うのだが、豆との相性が非常に良い。煮るとゼラチン質でやわらかく、味もよく出るのだ。

今日は豆を塩で柔らかく煮た。そしてニンニクとオリーブオイル、コーティケを小さめに刻んだもの、トマトを最初に炒め、ローズマリーを入れて香りをつけたものに、豆と煮汁を入れてもう一度1時間程弱火でよく煮る。

豆に豚のうまみがよくでていてとてもおいしい。お皿に熱々をとってオリーブオイルをたらして食べると、しつこさをオイルが消してくれてよい。

煮物にブイヨンや他のダシを入れなくても、豆の味と豚とトマトのうまみで本当においしくできる。

コーティケは昔は貧しい農家でよく食べていたものだが、今では店でもあまり見かけないし、捨てる人もいるものだ。しかし味はとてもよく、独特の舌触りが豆をつるんとのどごしよく食べさせてくれるので、捨てるにはもったいない。

豆は他にソーセージや豚の三枚肉と一緒に煮たりして、ボユーム満点の一皿になるのだが、これはおいしいけれど何かのパーティや特別な時にお勧めする。

豆を塩で煮たものは、砂糖で煮たものよりたくさん食べられるし、箸休めのつまみというより主役をはれる一品だ。

今日子


   

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