畑の冬野菜もわずかになった。ちりめんキャベツが少し残っていたので、キャベツとジャガイモの炒め物をしてみた。
ちりめんキャベツはしわしわで、味も普通のキャベツよりえぐみがある感じだ。作り方はいつものように簡単だ。キャベツとジャガイモを別々に茹でる。ジャガイモは一口大に切り、キャベツは適当に刻んでニンニクとオリーブオイルで炒めるだけだ。
これで豚の三枚肉を炭火焼にして、パンにはさんで食べるのに付け合せになる(豚肉とキャベツ、ジャガイモは食べ合わせがよくて、ドイツの食卓にはよくあがる)。
葉野菜とジャガイモは茹でた後一緒に炒めると、葉野菜の苦味やさっぱり加減にジャガイモの甘味とボリュームが加わっておいしく食べられる。もちろん、素材がおいしいのが条件だが。
他にビート(テンサイの葉の部分で、こちらではとてもポピュラーな野菜だ)とジャガイモ、チコーリア(タンポポの葉)とジャガイモなど、いろいろな組み合わせができるので、どこのうちでもよく食べる。
こういった食事は、豚の三枚肉も含めて、レストランではほとんど食べられないものだ。もともとお金のかからない貧しい食事で、これではお金がとれないからだ。しかし田舎ではこういった食事こそ、現地で採れるおいしくて健康的な食事なのだ
今日子 |