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ウンブリア便り 〜 Kyoko's Diary
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Kyoko's Diary
 
ジャガイモ
2004年2月24日(火) 

イタリアに来ておいしいジャガイモの味というのを知った。今まで食べていたジャガイモがうそのようだ。甘味があって香りが高く、お菓子のような、炭水化物と野菜の間のなんとも言えない味だ。

このおいしいジャガイモは油と大変よくあう。味噌汁や肉じゃがにしたらこの味はとんでしまう。ポテトサラダのマヨネーズでは、マヨネーズの味にかき消されてしまう。

オリーブオイルでフライドポテトにすると、じんわりオリーブの油が染みて次から次へと口の中に。フライパンで炒めてもいいし、オーブンで焼いてもいい(もちろんバターとでも)。

チーズとも抜群の相性で、皮付きジャガイモ1個を炭火のなかで焼き、十字型に少し切り身を入れ、ゴルゴンゾーラチーズをジャガイモの熱でとろけさせてみる。するとゴルゴンゾーラの複雑な香りと塩加減でさらにジャガイモの甘味が増し、とてもリッチな気分になる。

ヨーロッパで一番ジャガイモのおいしい所はオランダだと言われている。北欧ではパンやパスタ、お米のように、炭水化物として本当によくジャガイモを食べる。オランダ人の友人はジャガイモが食卓にあるとホッとすると言う。彼の言うように、ジャガイモとは気持ちを和やかにさせるような味だなと思う。

イタリアのジャガイモも、寒い地方では良いものができる。アブルッツォ州の山のふもとにある街レオネッサ(メスライオンという意味で、街の名前なのがかっこいい)では、収穫時期になるとジャガイモのサーグラ(収穫祭り)をやっている。4月になったらうちでもまたジャガイモを畑に植える楽しみができるので、待ち遠しい。

今日子


   

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