この間ローマであった話。あるバールで女性がいつも頼んでいた1500リラのカプッチーノがユーロに変わってから突然1ユーロになっていた。
1500ユーロはだいたい120円くらいで、1ユーロは133円くらい。そして1ユーロは1936リラくらい。突然の値上がりはおかしいと裁判沙汰になり、結局この女性が裁判に勝ったのだ。
ユーロに変わってから突然物価が値上がりして、今やリラの時より30%も物価が高くなっている中で、はじめての勝訴。結局このバールは、ユーロに変わってから2年間来ていたお客が、その間のレシートを持ってきたら、1936リラから1500リラをひいた代金を払わなければならなくなった。
もしこれが今までの2年間であっという間に値段を吊り上げたスーパーや飲食店に適用されれば、どれだけたくさんのお金が消費者にかえってくるのだろう・・・。とりあえず、少しは値上がりに歯止めがかかればいいのだが。
今日子 |