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ウンブリア便り 〜 Kyoko's Diary
Kyoko's Diary
 
2004年1月14日(水) 

東京に1ヶ月いて、街にイタリア語があふれていて驚いた。

夫がいちいちみつけては大笑いするのである。字が間違っていたり、意味不明のものが多いからだ。特にマンションの名前に使ってあるイタリア語は、軒並み面白いのが見つかった。

立川のあたりで「PISELLO」(ピゼッロ)という立派なマンションがあった。何をかくそう、ピゼッロとは「チンチン」という意味である。たぶん複数形でPISELLI(ピゼッリ)だとグリーンピースという意味になるので、きっとサヤをあけた時のグリーンピースの粒がつらなっているような、たくさん人が住んでいるマンションというイメージでつけたのではなかろうか。

それにしても、こんな大きな間違いは気の毒だ。夫ばかりか息子まで、ねえ、なんでチンチンなの?とゲラゲラ笑っていた。

他にも「CASA CAPITALE」(カーザ カピターレ)。これは首都の家という意味もあるが、もうひとつ金持ちの家という意味もある。僕は金持ちの家に住んでいるんだ、と言えばかなりイヤらしい感じがする。

他にも某会社の缶詰のスープに「MINESTORONE」(ミネストローネ)と書いてあった。「MINESTRONE」の間違いである。こんな間違いを堂々と商品化するのだ。どこかでイタリア人に確認してもらうとかすればよかったのに・・・。

雑誌にもイタリア特集がたくさんでているが、本当にたくさん間違いがある。最近はイタリアでも漢字ブームで、若い人が刺青に漢字を彫っていたり、Tシャツに漢字が書いてあったりするけれど、これも意味不明なものが多い。

よく意味を聞かれるので、意味はないの、と答えることにしている(今ちょっと例が思い浮かばなくて残念)。

ここ2年ほどは、中国人が街中でイタリア人の名前を漢字で書くという商売をしているのを見かける。ジュリアという名前に、漢字でなんでもいいから「樹離亜」などとつけて適当に意味を考えてあげるとみんな喜ぶのである。そうか、こんなことまで商売になるのかと感心してしまった。

今日子


   

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