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ウンブリア便り 〜 Kyoko's Diary
Kyoko's Diary
 
2003年11月15日(土) 

ここ1年、夫の血圧が高かったので塩分控えめのダイエットをしていた。

例えばトマトのソースに、いつも小匙1杯大盛りで入れていた塩を、まったく入れないで食べることにしてみた。そうすると、最初塩が足りない!と思ったのが、今ではそれが普通になった。もちろん、トマトがおいしくなければ塩なしではちょっとつらい。塩を少なくすると、食べ物の味がよくわかるようになる。

レストランなどはお客にインパクトを与えるために、塩の量をもっと多くしてある。塩がたくさん入っていると、素材の味がなくても味が濃いような錯覚に陥る。

イタリアの1800年代にいた最高の料理人”アルトゥージ”は、古代ローマの頃からのイタリアの料理の歴史について調べて本を書いた、今でも料理界で語り継がれている有名な人物だ。

彼は料理についていろいろな名言を残しているが、そのなかでも塩について、「塩は素材のNemici(ネミーチ・友達の反対の意味)だ。」と書いている。

塩はドラッグと一緒で、慣れてしまうとないと物足りなくなってしまう。イタリアの最近の調査では、皆1日にだいたい小匙1杯半分は塩を余分にとっているそうだ。

私は夫と反対で血圧が低いので、塩分をとった方が良いと思っていたが、塩分で血圧を急に上げることはあまりよくないそうで、適度な運動とバランスのとれた食事で管理することが大事なのだそうだ。

今日子


   

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