今日は6日間の秋晴れの後、また雨降りの1日だった。雨が降るとオリーブの収穫は一休み。土砂降りではなかったので、近所の仲の良いおばさんとキノコを採りに行ってきた。雨が降るとキノコはとたんに生えてくる。
イタリアの松茸、ポルチーニ茸は今年は猛暑でまったく採れなかったが、他にもおいしいキノコはある。私はキノコの区別がつかないので、ベテランのエミリアおばさんにまかせる。
彼女は普通の主婦だが、どのキノコに毒があるかとか、どのキノコがおいしいかなど、長年の経験でわかるそうだ(実際彼女の家族にキノコにあたった人は39年間誰もいない)。去年は1人でポルチーニ茸を113個も採ってきたツワモノだ(いったい売ったらいくらになっただろう・・・)。
食べられるキノコとよく似ているキノコがたくさんある。裏がちょっと黄緑色がかっているのはポルチーニと間違えやすい毒キノコ。マイタケ似のキノコで、根の近くに渦巻きのあるものとそうでないものでは、渦巻きのないのが毒キノコ、などなど。
今日採ったのはマイタケに似たキノコ(名前がわからない)。パン粉をつけてフライにするとサクサクやわらかく、油と混じってとてもおいしかった。やはり採りたては違う。
そして雨の林の中は落ち葉のぬれた匂いと木の匂いで気持ちよい。雨の音と落ち葉の上を歩く音も心地よかった。
今日子 |