今日はミートソースのパスタを食べた。ミートソースはイタリア語ではRagu'(ラグー)といい、ボローニャのあるエミリアロ・ロマーニャ州の料理で、今や世界中で食べられているパスタだ。
エミリア・ロマーニャ州の料理はもともとこってりした料理が多いが、このラグーのパスタもお腹にドーンとくる。
レシピは日本でもおなじみだろうが、一番違うのは挽肉ではないだろうか。牛の挽肉を使うのだが、ヨーロッパの牛肉はとにかく脂肪分が少ない。この牛肉を使うので、日本で食べるのよりさっぱりしてるように思う。
玉ねぎを茶色くなるまでよく炒め、にんじん、セロリを角切りにしてゆっくり炒める。オレガノやタイムなどの香草もいれるとよい。生ハムの脂身などを刻んで(ベーコンでもよい)、ジトジトと炒める。
そしていよいよ挽肉を強火で炒めて赤ワインをたっぷりいれる。完熟トマトも入れて、最後に月桂樹の葉を2枚いれて、弱火で3、4時間煮こむ。作ってから1日たった方が味がしみていい。
ナポリの友人が言うには、ナポリではよく2、3日かけて煮こむそうだ。本当に弱い火で、コトコトコトコト、寝ている時も煮こむそうだ。そうすると、ものすごく濃厚なソースになるそうだ。
パスタは手打ちのフェットゥチーネがよい。濃厚なソースによくからんでよい。スパゲッティでは物足りない。
いっぺんにたくさん作るので、余ったソースはあとでパイにしたり、パンに塗って食べたり、いろいろとおいしいくて便利だ。
今日子 |