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ウンブリア便り 〜 Kyoko's Diary
Kyoko's Diary
 
ワイン
2003年9月28日(日) 

近所でワイン作りが始まった。今年はこの地域はほとんど雨が降らなかったので、ブドウがとてもおいしい。お店で売っているものも、白ブドウは皮が金色に熟れていてとてもきれいだ(黄緑色のものは熟れてない)。

みんな山ほどブドウを自分の畑から摘んできて、実だけ機械で取り、ブドウを大きな樽の中に潰して入れる。ブドウのいい匂いが一斉にしてくる。自家製ワインは有名なバローロやモンタルチーノなどの最高級ワインと違い、なんというか、親しみやすくておいしい。毎日、毎食バローロの高いワインを飲めばちょっときびしいが(もちろんフトコロも)、農家の自家製ワインは毎日飲んでも飽きがこなくて、料理と一緒に楽しめる。750mlが150円くらいというのもうれしい。技がないぶんブドウそのものの味がシンプルでいいのかもしれない。やはり最高級ワインはたまに飲んでこそほんとうに感動できる。

日本で名前ばかりが先行しているワインだが、実際はそんなに有名なワインばかり飲んでいる人も少なく、その土地その土地のワインを皆楽しんでいる。古代ローマ時代からずっと親しまれてきた日常のものなのだなと納得できる。

フランスワインは世界中で有名だが、イタリアワインも技量は変わらないと言う。ではなぜフランスのワインは認知度が高いのかというと、やはり宣伝の仕方がよかったのだという。イタリア人はあまり売って儲けようと考えていなかったので出足が遅れたのだ。

ヨーロッパの人はブドウの種も皮もバリバリ食べてしまうが、私は日本で皮をむいて種を出して食べるやり方に慣れていたので、これを夫やイタリアの人々の前でやってとてもイヤがられた。皮と種がお皿にべちゃべちゃと山盛りになってきて自分で見ても汚いと思う。でもどうしてもツルンと飲みこむのが好きでやってしまう。夫に子供に変なことを教えるなと言われてしまった。小さい子には種までバリバリ噛んで食べるのが大変なのではと言ったら、そんなこと考える前に飲み込んでいるのだそう。やはりブドウの歴史が違うのだろう。

近所でたくさんブドウをいただいたので、ジャムを作って見た。すごくおいしいのだけど、やっぱり種が気になるのは私だけだろうか・・・。

今日子


   

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