野菜のパスタをよく食べる。おいしいし、ダイエットにも良い。パスタはお米と違って腹持ちが良くないのですぐに消化して胃に重たくない。たくさんの野菜と一緒でお通じにもよい。
私がよく作るのは、ズッキーニやピーマン、トマト、たまねぎなど畑のあまった野菜を、一緒に弱火で一時間ほど炒める。アンチョビを2、3本入れるとよりおいしい。出来たらそれを全部ミキサーにかけてしまう。これでパスタソースの出来あがり。ラタトューユをミキサーにかけると思えばいいか。
こうすると野菜を沢山食べられるし、野菜嫌いの子供も喜んで食べてくれる。
他にもインゲンをたくさん蒸して、オリーブオイル、バジリコ、トマト、パルメザンチーズ、レモンの絞り汁と一緒にミキサーにかけるとほんとうにおいしいパスタのソースになる。
日本人は毎日おすしとすき焼きと天ぷらを食べていると思っているイタリア人は多いが、もちろんそんな食生活の人は滅多にいないだろう。
イタリアでも、レストランで食べる食事と家庭のものとはずいぶん違っている。毎食毎食パスタやピザを食べるのではなく、昼がパスタなら夜は野菜の炒め物とチーズかお肉、又はその反対などにする。
もともとイタリア料理はお金がかからなくてお腹が膨れるものをと、家庭料理から生まれたので、今の高級レストランで高級食材を使って作るものとは少し異なっている。
日本のように天ぷらのプロ、おすしのプロ、焼き鳥のプロ、など特殊な技術を要する料理は少ない。ピザ職人もいるけれど、家庭で作っても簡単においしくできるのだ。私が紹介する料理もそういった家庭料理のもので、むずかしいものではない。
今日子 |