ウンブリア便り
オリーブオイルと野菜
今日のご飯は、モロッコインゲンのトマト煮です。
モロッコインゲンは一袋250gで一人分です。
ニンニク2カケは皮をむいて丸のままオリーブオイル
大さじ3杯で加熱します。オレガノなど香草も入れると
香りがたってgood.
洗って半分に切ったモロッコインゲンを入れ、皮をむいた
トマト(大)1個を適当に切って加え、塩をします。
蓋をして、ごく弱火で1時間近く煮たら出来上がりです。
野菜から出た汁とオリーブオイルが混ざると、なんて
おいしいのでしょう。心からホッとします。
オリーブオイルは粒子が非常に細かく、ビニールも
通してしまいます。そのため、野菜をオリーブオイルで
加熱調理するとオイルが野菜によく浸透し、野菜の味を
引き出しておいしくなります。
ヒポクラテスの時代から、薬草にオリーブオイルを混ぜて
飲んでいたのも、体に浸透しやすい効果があることがわかって
いたからです。
昨日いらした長年のお客様は、息子さんが大腸炎になったが、
オリーブオイルを食べると調子が良いとおっしゃっていました。
オリーブオイルは胃腸の守り神と古代から言われていました。
胃壁を守り、胆汁の分泌を促し、腸の蠕動運動を促す。血管を
きれいにしたり、コレステロール値を下げたりするだけでは
ありません。
薬を飲むとどうしても肝臓や腎臓に負担がかかり副作用も
あることを考えると、普段からああおいしかったと思える食事で
気持ちよく過ごしたいものです。
- 2017.10.14
- 20:20
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